社長のコラム(2016年8月)
2006年から、雨の日も、風の日も、ずっと、書き続けています。
- 前回のコラムでも触れた通り、10月から新社屋で受付を兼ねたカフェ事業を始める。「また、カフェ⤵︎」って言いたくなる程、周辺にはカフェが立ち並んでいる激戦区。同様に「また、保険屋さん⤵︎」と言われる様に保険を取り扱っている人やお店も多い。どちらもよくある業種。私は弊社には三本の柱を作る必要があるという事で長い間考えるも思い付かず10年以上経過する。誰も思い付かない様な新しい何かを始めるのだ!と思っているうちに時間が過ぎていった。このままでは、何も始まらないと思う中で、昨年は福岡市内で不動産投資(アパート経営)を検討し契約の直前まで話が進んでいたものの自社で使用する方向に転換。その時はそのビルにて保険以外の業種について何をするのか全く考えがなく、建築計画を立てながら検討する事にした。これまでとは異なり何もしない訳にはいかない。しかも、このビルが絡んだ業種に限られる。選択肢が少なく逃げ場が無いおかげで覚悟が決まった。この度オープンするカフェは一般的なものとは異なり、私が知る限り、前例が無い斬新なモデル。お楽しみに!(8/31)
- おおよそ1ヶ月半後、自社ビルが完成し本社移転する。1月に古いビル付の土地を購入し解体して、6月に着工してから少しずつつくられ始めて、現在、ハイペースで出来上がっている。私が佐世保に滞在する日は必ず毎日お茶だしついでに現場に行って出来上がりを見ている。おかげでRC(鉄筋コンクリート)の建物がどのように作られているかを知った。1階から順番に2階3階というように約2週間毎に積み上げられていく。コンクリートをうつのは階毎に数時間であるが、その前に、足場屋さん、型枠屋さん、鉄筋屋さん、電気屋さん、配管屋さんの皆さんが階毎に2週間近くかけてコンクリートをうつお膳立てをするように作り上げていく。私は彼らの仕事っぷりにしばらく見とれている。ビルが出来上がる工程には考えさせられる事がある。例えば、それぞれの人が役割を果たしながらリレーしていっている事、基礎からきちんと固めながら高いところへ登っていく事、大袈裟にいうと人生観を感じさせられる。さてと同ビル内では本社受付を兼ねてビルのエントランスでカフェ事業をはじめる。完成に向けて私の役割を果たそう。(8/27)
- 最悪の予測が大切であるという事に対して、反対意見もある事だろう。悪いことばかり考えていると、気持が暗くなって面白くなくなったり前に進めなくなるとか...。私もそう思う。しかし、最悪な出来事を利用して好転させる為の想定をするのはいかがだろうか?例えば、スポーツ、特に格闘技では相手から攻撃される際にチャンスがあるという。私が15年以上前にアキレス腱を断裂して9日間入院した際、弊社には販売に関わるスタッフは私だけしかいかいなかった。更には、当時、訪問営業がメインであった為に退院後も松葉杖をついてお客様宅に訪問したものだった。エレベーターの内、5階建の団地では危うく階段から転倒しかけた事もあった。こういう段階になるまで対策をうってなかったという点では最悪の予測が足りなかった事になるが、長い目で見た際には好転させることが出来た。その1としては人生初の入院生活や手術を経験して、少しだけ入院患者さんの気持ちがわかった事で、医療保険等の販売に役立っている。その2としては私以外の販売スタッフの採用、その3としては訪問営業から来店保険ショップへの転換である。(8/25)
- リオオリンピックもいよいよ明朝まで!ブラジルは地球儀で見ても解るとおり日本の真逆に位置していて時差も12時間。その為、リアルタイムにテレビ中継を見るためには寝不足となる。だから、ほとんど朝から結果を知ってテレビやユーチューブ動画を見るのでヒヤヒヤドキドキの面白さを感じ取る事は出来ないのが残念。昼間にあっても仕事中だから無理なのだが...。話はつながらないがオリンピックは素晴らしい。私に良い影響を与えてくれる。例えば、昨日、400Mリレー男子で日本が銀メダルを獲得出来た事。各選手は速いとは言っても、世界のトップクラスからは溝をあけられている。そんな選手達が銀メダルを獲得できた訳はリレーバトンの上手さにあると言われている。以前から日本のリレーバトンの受け渡しには定評があったが今回はそれが目に見えて結果を残せた様。弊社は保険業界では目新しくチーム制で仕事をしている。スタッフがスタッフへ渡すバトンは弊社では長年書き続けている報告書である。この報告書を見て次の走者がスムーズに走る事が出来る。報告書を書く側は見る人へ配慮し、見る人はそれを無駄にしない様に見る事が大切だ!(8/21)
- 昨日(8/16)午後、私は福岡支店に行く為、高速バスに乗車しようとしたら、これから3時間の出発便までは予約で埋まっているとの事。帰省ラッシュと重なってしまった。すぐに高速バスを諦めてJRに変更。そのJRも指定席は全席埋まっていて、駅ホームに着くと長い行列ができていた。この状態であれば乗れたとしても2時間立ちっぱなし確定であり、最悪は乗れないか都会の通勤ラッシュの電車内の様に身動きがとれなそう。行列の最後尾に並び横のホームを見ると数人の人並んでいて確認すると10分遅れで発車する臨時列車だった。私は背後に並ばれている年配の女性に臨時列車の存在を伝えて臨時列車の列に並びなおした。更に年配のアメリカ人男性から話しかけられて、英会話が出来ない私ではあるものの、同じ臨時列車の列に誘導出来た。そして、私達3人は無事に車内で椅子に座ることが出来て、お二人からはとても感謝された。大したことをした訳ではないけど、感謝される事がこんなに気持ちの良いものだったのか思っているうちに、感謝してもらえた事に感謝したくなった。きっと、人は人の役に立ちたい!感謝されたい!って思っているのだろう。(8/17)
- 今日8月13日から16日を一般的にお盆期間と呼んでいる。この期間に先祖の霊が帰ってくるとされている。私が知る先祖とは祖父母、記憶が薄いが曾祖母くらいである。父方の祖父母・父母・妹・私の6人家族は、祖父が私が子供の頃、それから20年程後(今から10年ちょっと前)に祖母が亡くなった。私は祖父母にはとても可愛がってもらっていたのに、成人後にはあまり家に寄り付かない恩知らずな孫である。特に祖母との時間は長く、両親に怒られた時には必ず祖母の部屋に行き助けを求め、祖母は優しく説き伏せて、両親との仲介をしてくれた記憶がある。両親からしたら甘やかしているというのだろうけど...。そんな母に、先ほど電話して、祖父母がいつ亡くなったのかを聞くと年月日までをサクッと答えた。配偶者の両親の命日を記憶しているなんて驚きだった。確かに、あの頃、母は祖父母の介護をほとんど一人で引き受けていた。こんなに献身的な人間は滅多にいないと感心する。もう二度とあう事が出来ない祖父母、まだあう事が出来る両親、どちらもかけがえのない人である。まずは明日、実家で祖父母に手を合わせて両親に顔を見せてくる。(8/13)
- コラムを週2回ペースで10年も書いているとネタ切れになり、その日の調子では何を書いたら良いのかわからなくなる。そんな日はネットで適当な語句を検索してみる。今日であれば「疲れ」「段取り」という様な言葉からつながったのが「決断疲れ」である。これは心理学で言う言葉であり、意思決定を長時間繰り返した後に個人の決定の質が低下する現象を指すらしい。その結果、衝動買いしたり、仕事や学業の不振等につながっていく。更に「トレードオフ」という言葉につながった。トレードオフとは、一方を追求すれば他方を犠牲にせざるを得ないという状態・関係のことである。これこそ疲れる決断に間違いない。私は営業マン(販売員)としてお客様が商品を選択する瞬間をたくさん見てきて、選択肢が多い事は幸せでもある反面、購入対象から外す商品を選択せざるを得ない事は不幸であるとも感じている。だからこそ、私がお客様に代わって豊富な品揃えからある程度絞り込む事が必要である。それによってお客様は楽になれる。その際、私には善意とセンスが必要になる。そして、そんな私も同じ様に「決断疲れ」する。(8/11)
- リオオリンピックが開幕し、とりあえず初日は(テレビで)バレーボールや柔道や水泳をちょっとだけ応援。4年に一度という貴重なイベントであり、特にタイムや距離等を競うスポーツでは、これまで人類が成し遂げきれなかった世界新記録の瞬間を見れるかもという期待がある!その一方、体力が低下しはじめているベテラン選手が若い選手と戦っている姿も見逃せない。馬術のように70歳くらいでもオリンピック選手として活躍できるスポーツもあるが選手のほとんどは20歳台。45歳の私は彼らの2倍を生きていて体の機能が衰えている。疲れるはずだ!よく「働き盛り」というが一体何歳頃を言うのだろうと思い調べてみると35歳から64歳を指すことがわかった。私もその対象に選ばれている事になる。体力がなく疲労しやすく記憶力や集中力がないというナイナイづくしなのに...。増加しているのは経験によって蓄積された能力だけに過ぎないのかも!確かに最近の私は、過去の点と現在の点を繋げていく様な頭の使い方をすることが多い。働き盛りに能力を発揮するためには、悩み続ける様な事は切り捨てて面白いと思う事に脳を使う事では?(8/6)
- 連日、猛暑が続いている。この暑さでよく人が生きていられるものだ!炎天下の中、歩くとあっと言う間に汗が噴き出し、シャツの襟、背中が濡れて気持ち悪い。そして、メガネと鼻の接触部分がすべって落ちつかない。このまま、蒸し暑い話を続けると不快を感じさせてしまうだろうから、この暑さを前向きに捉えてみる。高温多湿の中、エアコンというオアシスに逃げ込んだ瞬間の爽快感。靴下を脱ぎ捨て、冷たいタオルで熱くなった顔や首まわりを拭く。キーンと冷えた飲み物を飲み、その冷えたコップで手のひら全体を冷やし、そうこうしているうちに徐々に汗が止まり眠くなっていきウトウトする。ずーっとエアコンの風にあたっていると寒くなっていき少々我慢した上で、再度、あの暑い炎天下に戻った時、その暑さが体の芯を暖めてくれて元気になれる時もある。もう限界というところまで我慢して、スッキリする幸福感を味わった事がない人なんていないだろう。暑さ寒さに限らず、今、辛かったり限界を感じている人は、こんなスッキリした気持ちになれるチャンスありかも...。元気出していこう。(8/3)
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