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社長のコラム2014年8月

週2回更新中。真面目に書いてます。是非、ご覧ください。

2014年8月

朝夕、外に出ると、室内よりも涼しく感じる今日この頃、過ごしやすい季節ではあるものの、夏の終わりを惜しみ、寂しく、そして、悲しくなる。四季とは、一生を1年に縮小した様なものだ。春に産まれて、梅雨を経て、夏に働き子を育て、秋に定年を迎え、冬に老後を過ごす。夏に終わりを告げ、秋へと向かう今、定年退職、子離れという様な、時間的束縛、責任からの解放感と同時に、その時を迎え、どのような気持ちになるのかを、嫌でも想像する。最近、よく思う事がある。「今」という瞬間にすべき事は何だろう?タイミングって奴を掴む事が重要であると、これまでの人生で学んできた。日々の努力以上に、それによって、運命は変わると言っても過言ではない。しかし、これは短期的な結果であり、長期的な結果は、まだ、知ること事がない。(8/30)

弊社は、深夜にも、看板灯をつけている。省エネという面からは、社会の為にはならないが、街を明るくして歩く人の安全面、犯罪防止としては、社会貢献している。いずれにせよ、断片的に捉えて、良くも悪くも、偏った判断をするものではない。大事なのは、弊社、または、私の存在が、社会にと対して、プラスにもマイナスにも影響を与えているという事実を知って、何をすべきなのかである。弊社が、売上と利益をアップするという事は、同業他社の売上と利益をダウンさせた可能性が高い。それは、同業他社よりも、商品性が高く、更に、向上させる事で肯定される。しかし、商品価値が無いにも関わらず、業績を伸ばす事は、自分と一部の周囲だけが喜ぶだけで、社会にとって、迷惑な存在だ。お客様と善い商品との出逢いに邪魔をしたのだから...。(8/27)

「何故、その商品を購入したのか?」...それは、人それぞれであり、ワンポイントだったり、総合的な判断だったりする。私なりに、その傾向をまとめると、①商品そのものに対して「カッコイイ」「いい匂い」「肌触りがいい」「美味しい」「優越感がある」「安心感がある」等、②販売員や会社に対して「店員さんの人柄、説明がいい」「入りやすい店舗」「アフターサービスが充実してる」「経営理念」等、そこに、③お得感、費用対効果「安い」が絡んでくる。この3点を見極め、そのバランス感覚によって、いい買物が出来るかどうか決まる。特に、商品そのものが優先されるべきで、その商品価値に気付いていただく為に、販売員や会社は、プレゼンテーション(略語:プレゼン)を惜しまない。プレゼンの事前準備に、販売員や会社が何をしたのかに注目してみよう。(8/23)

保険商品の購入動機は、多くの場合「欲望」ではない。もしも、欲望が先行するならば、モラルの欠如と考えられやすい。私は、保険の販売業務に携わり、20年以上、当たり前の様に、特殊な営業を行っている。部分的には、お客様の欲望を満たす事にもなるが、主に、不安を煽り立てる一見根暗な営業スタイルである。お客様に対して、明るい未来とは縁もない真っ暗な未来を想像させるトークになりがちである。これは、仕方ないと言えば、一言で終わる話だが、反省もあり、今の私は、保険に対して、ポジティブ思考である。例えば、保険を「なければいけない」ではなく「尚更良い」という存在とする。欲求を満たしながらも、現実とも向き合いながら、リスク回避をするバランス感覚がポイントである。参考までに、私は、安全安心、責任を果たす事が欲望でもある。(8/21)

決断の時が迫って来る。欲しいものがいくつかあって、その全てに魅力を感じているが、どれか1個しか選べない。少しづつ、つまみ食い出来る様なものではない。私の心の叫びは「互角な争いなんかせず、どれか一つ、飛び抜けて、私を楽に決断させてくれ!」もう、迷い続ける訳にはいかない。何故ならば、いつまでも、その商品が残っている訳ではなく、残り3日という限定である。果たして3日後、私は、どれを選んでいるのか?それとも、何も選んでいないのか?いずれにしても、その選択に満足したい。優柔不断な私が、迷った時の決断パターンは、熱して冷まして、また、熱してみる。メリットを探した後、デメリットを徹底的に探して、そもそも、買う必要がないのではないかと追い込む。それでも、まだ、欲しいと思うものは、大抵、ひとつに絞られる。(8/17)

世間では、お盆休み、帰省ラッシュの真っ只中、今日も、私は、いつも通り、佐世保と福岡の店舗を移動する。今、丁度、高速バスは、満席状態で、窮屈で息苦しい思いをしながら、コラムを書いている。今回は、早目に、予約をしておいた事もあり、乗車出来ただけでも、有難く思わなければならないが、この様な思いをしなければならないのが、年末年始、ゴールデンウイーク、そして、お盆休みの年3回。それに加えて、最近では、祝祭日まで、連休化している。本当に、そうした方がいいのだろうか?衛生管理面で見ると、休養が必要なはずなのに、道路、交通機関、そして、飲食店等がキャパオーバーとなり、移動と待ち時間でクタクタになる。更に、病院、役所、自動車屋さん等が、ほとんど休みで、不便で不安である。(8/13)

シューベルトが作曲した「魔王」...学生時代に音楽の時間で聴いた事がある「怖~い曲」は、私に限らず、多くの方の記憶に残っている事だろう。この曲は、長調、短調を繰り返し、上手く恐怖心をあおっている。そして、曲の所々に、仕掛けが多く、飽きさせない。ストーリーの映像が自然と私の頭のスクリーンに映し出される。しかも、何度も聴くうちに、最初とは違った物語へと変化する。深~い!シューベルトは天才だ!...。これこそ、高品質と呼ぶべきなのだ。短い時間に、通常、その時間では、感じる事が出来ないものが詰まっていて、聴くほどに、その意味を感じとる事が出来る。時間対効果を最大限に活かしている。これは、私にとって単なる曲ではなく、細胞を震え立たせ、私の伸び代に余裕がある事を証明するものである。(8/9)

女性、犬、資産家の子供...これらの共通点とは、私が過去も未来にも経験出来ない事。医師、博士、大臣...確立は低いけど、経験出来る可能性がある事。老人、がん患者、痴呆症...将来に経験する可能性が高い事。子供、学生、社員...過去に経験した事。男性、社長、保険屋さん...現在、経験している事。ダラダラとカテゴリー分類をしたが、私が言いたい事は、自分以外の相手の気持ちを理解する難しさである。特に、私は、これからもずっと、女性や犬の気持ちを理解出来ないはずだ。しかし、いつか私が年老いた時、老人の気持ちを理解する事ができるだろう。老人は若い人から理解されず辛そう。私たちは、根本的には解り合う事がない誰かと、それ以外の共通点を活かしながら、共存するしかないのだろう。(8/6)

一日が24時間である事は、誰にも平等に与えられていて、変更不可能である。それに対して、一日の使い方、時間配分は、不平等であるが、変更可能である。24時間という制約の中で、私たちに、許されている事は何か?それは、質の高い時間を過ごす事である。...とは、書いてはみたものの、一体、質の高い時間とは何なのかを考えると筆が進まない。こういう時には、逆に、質の低い時間を過ごさない様にすると考えよう。質の低い時間とは、不安を感じてばかりで前進出来ない時間、眠くて効率が上がらない時間、非効率なルールやシステムに従っている時間、自分に悪影響を及ぼす人との時間等、たくさんある。まずは、この様な時間を断捨離する事からはじめて暇をつくろう。まさに、部屋の掃除をするのと変わらない。(8/2)