社長のコラム(2016年5月)
2006年から、雨の日も、風の日も、ずっと、書き続けています。
- いよいよ今日から保険業法が改正された。詳しくはインターネットなどにも掲載されているのでご覧いただけたらと思うが、主に「意向把握義務」「情報提供義務」という2つの新たな義務付けがされた事。各保険会社、代理店ともにその準備には随分と時間と労力がかかった事だろう。弊社も例外でなく私を含む役員を中心にその準備に追われた。弊社では、義務化されなくても、元々から実行している事であり、時間をかける必要がなかったのかもしれないが、ただ、ルールを守る為だけの見せかけの整備ではなく、真の整備をする為に時間を要した。特に注意すべき点は、義務を果たすべく煩雑化する事によって、これまでに出来ていた業務が出来なくなってしまう事。また、100点満点を目指しすぎるばかりに他の部分が出来ないという偏りは許されない。その為には、優先順位をつけたり、一石二鳥(1つの行為で2つ以上の事ができる様)にしたりなど創意工夫が必要。お客様の意向を把握する為にカテゴリー分類をしすぎてもしなくても、それぞれに懸念材料がある事を踏まえて、弊社オリジナルの体制を完成させた。(5/29)
- 品質、費用、労力等を考慮した上で全国シェア率を7店舗で最大限に高め、21名の少数精鋭スタッフ(事務を含む)で対応する保険代理店の効率性が最も高いと考えている。これからの時代を予測すると、これよりも多すぎたり少なすぎる事は望ましくない。具体的には、4店舗を各2名、2店舗を各3名、本店には7名というスタッフ数。内15~16名が販売系スタッフであり、5~6名が役員もしくは事務系スタッフとする。短期記憶により人が覚える事の出来る記憶容量「マジカルナンバー」は7個前後までらしく、一人で管理出来る店舗数は7店舗、そして、7名という事になる。7店舗の統括として①本店=7名、②本部A=3名(③支部A=2名④支部B=2名)、⑤本部B=3名(⑥支部C=2名⑦支部D=2名)という配列は理想的。これで各本部のリーダーが管理する人数は7名となり品質が保たれる。また、21という数字が7および3の倍数である事にも意味がある。図式化すると本店を2つの本部で支えて、さらに本部を2つの支部で支える事になり無駄なく強固な形が作られ、社内外ともに満足感、安心感が増す事になるはず。(5/25)
- 「いじるならいじられろ!」という標語らしいものをつくってみた。朋輩という感じの仲間になる為には、双方が「いじる側」であり「いじられ側」である方がいい。この関係は50:50という様な完全なバランスを求めている訳ではなく、90:10という関係でもいいから一定割合は「いじる側」「いじられ側」の役目であるべしという事。世の中には「いじる側」よりも「いじられ側」の方が少ないのではないだろうか?多くの人は「いじられる側」よりも「いじる側」の方が楽だと思うだろうし!常にあなたをいじってくる人がいたとして、その人をいじり返してみよう。その時に帰ってくる反応によって関係性が見えてくる。いじる内容にも度合いがあるので一概には言えないが、もしも、本気で嫌がれたり怒られたり無視されたとしたら、あなたは相手方からみて「いじめ」や「奴隷」の立ち位置にあるのかもしれない。結論としては、最大の悪は「いじられたくないくせにいじる人」だろう。参考までに2番目の悪は「いじることもなくいじられることもない人」なのかな?対等な関係づくりが今こそ求められているのではないだろうか?いじる際には愛情を持ちましょう。(5/21)
- 「重版出来」(じゅうはんしゅったい)というテレビドラマ。その中で使われた「運を貯める」という言葉に私の心は動かされた。...と言うのも、最近の私は「運が悪い」と思っている。朝日目覚めて現実に戻った瞬間思う事は「あれが夢だったら良かったのに!」...。これは現在の幸福指数のバロメーターみたいなものではないか?憂鬱な日々が続く中「運を貯める」という言葉と出会い、私の気持ちは楽になった。このドラマに登場する大手出版社の社長さんは「運を貯める」という拘りの通りに生きているらしく、贅沢やギャンブルをせず人助けを行い、折角、当たった宝くじを換金しない程の徹底した日常を過ごして運を貯めている。運を貯める事なんて出来る訳がない、ずーっと運がいい人もいれば反対に運が悪い人もいるではないかと思う人もいるだろう。確かにその考えは間違っていないと思う。しかし、そんな事ではなく、今を不幸だと思わずに前向きになれる「魔法の言葉」を大切にしたいのだ。「運が悪い」を「運を貯めている」に置き換える事で投げ遣りにならずに「未来が明るく」なりそう。ところで、世界幸福度指数って知ってる?(5/19)
- 一生懸命勉強して豊富な知識を持っているのにも関わらず実務として成果を発揮出来ない人(結果が出せない人)。沢山の知識を持っていてもそれを使いきれず「無」という事になっているのでは?計算式で言うならば「100×0=0」という感じに...。こうして客観的に捉えると原因究明しやすいが、実際、この状態に陥っている当人には気付かないもの。意外にも自分は自身の事を知らないものではないか?その知らない何かこそ高めなければならない大切な事である。もしそれをパワーアップ出来たならば「無」から「有」となり結果が出せるはず。第一歩として「99×1=99」となり、「98×2=196」「97×3=291」という様に成果が高まり「50×50=2500」でマックスを迎える。気をつけないといけないのは、調子にのっていると、行き過ぎて「49×51=2499」「48×52=2496」という様に低下していく事。合計で100になる様に設定した理由は、誰にも平等に与えられた1日=24時間という限りの中で、一定の知識を増やす事だけに没頭した場合、それ以外の機会を喪失した事になるからである。この話の続きはまたあらためて...。(5/15)
- タイタニック号が氷山に衝突して沈没するまでの2時間41分18秒。この様子をCGで再現されたYouTube動画をご覧いただける。この時間ゆっくりと浸水していく様子が描かれているので、早送りでもしなければ、その変化に気付きにくい。徐々に船の前方から沈んでいき、後方が最も高く持ち上がっている状態まで、のんびりとした動きが続いた。このまま少しずつ沈んでいくのかと思っていたら、最後の2分、これまでの動きが嘘の様な速い展開へ。突然、これまで煌々と光っていた船の灯が大きな音とともに一気に消える。その犯人は船の中央から真っ二つに割れた事によるもの。後方部分が海にたたきつけられ、一瞬、動きが止まったが、再度、後方が持ち上げられ、切断された船の中央から順に見る見るうちに沈んでいった。この動画を見ながら何を考えるかはあなた次第。良くも悪くもいくつもの例えに使えそう。私は現実の世界を「嵐の前の静けさ」という想像に置き換えてしまい背筋が凍りつく思いだった。一つのミスでも許される事はなく、これまでに作り上げたどんな素晴らしいものであっても終了する姿、そして、それが少しずつ気付かない様に痛み、最後に一気に...。(5/11)
- 5/29から保険業法改正により、これまで以上に厳しく義務付けられた保険業界。併せて、情報提供も義務付けされる。ここまでを聞いて、弊社にてご契約いただいているお客様にとっては、何が変わるのだろうかと思われるだろう。元々から、弊社では、お客様のご意向を把握、もしくは推定して、情報提供を行いながらお申込みをいただいてきたのだから、そう思われても仕方ない。その違いを述べるならば、弊社がこれらの義務を果たしている形を残すためにも、ご相談~お申込みいただく際に、これまで以上の手数を踏む必要があり、お客様にご不便をおかけするかもしれない事だ。私が考える意向把握とは、まずはお客様がおっしゃる事を私どものが事前に用意したカテゴリーに分類し過ぎない事。保険会社が商品化してない分野や各保険会社や代理店が取扱っていない商品について意識的にカテゴリーから削除しない事が大切。そもそも意向把握の本質とは何か?私の考えとしては、お客様のお話に傾聴する事が基本中の基本。傾聴とは言ってみたものの、実際には簡単なことではない。そして、そのご意向が偏ったものではないか等を確かめていく為にも情報提供を行う事である。(5/9)
- 3歩進んで2歩下がるのであれば、もう、進むのをやめてしまおうと思う。それでも、前進するしかないのだろうか?一層の事、積極的に後退してみたら、2歩下がって3歩進むのではないか?こんな後ろ向きな逆転の発想もある。何もしないでジリ貧になるのを待つよりも、当然、前進させた方がいい。それが出来ないならば、作り上げたものを自ら壊すという考え方もある。この様な破滅的な考え方には危険性が感じ取れるものの、そうすべき時がある。それによって、これまでに出来なかった事が出来る様になる。3ー2=1という計算の通り、結局1だけしか残ってない事に気抜けするが、この2歩が後退してなかったとしたら新たな3歩を進む妨げの原因となるだろう。大切なものを守りながら増やす為には、一定水準以下のものを間引いていきながら洗練されていくものなのだ。最初から高品質なものを選べる能力があれば尚更いいのだが、そう簡単な事ではない。パッと見て目を引かないものが後に光はじめる事もあるしその反対もある。結局はとりあえず進んでみないとわからない事が多い。ひとまず、冒頭の発言を取り消す事にする。(5/6)
- 複数の保険会社の商品を取扱っている保険ショップの多くは「中立・公正・公平である」という文言をホームページや広告などに記載されていた。しかし、最近、この文言の記載をする事を法規制により禁じられている。弊社では、以前から意識的にこの文言を使用しない様にしていたものの、私は他社が「中立・公正・公平な保険相談」等と書かれているものを見て「まぁ!いいんじゃない」と思っていた。何故なら、この表現は、自称、中立・公正・公平という程度で使用してもいいものだと思っていたからだ。元々、中立・公正・公平等という言葉は存在するものの、100%ピュアな中立・公正・公平という人は存在しない。ちなみに、私はその様な事が出来る人と未だかつて出会った事がない様な気がする。そもそも、人というものは、それぞれが偏った存在であり、その偏りの集合体によってバランスをとっているのではないか?ひとりひとりは何らかの変人なのだから...。誤解されたくはないが、私は保険の相談業務を数多く行う中で、意図的に偏った言い方をしてみるのも悪くないと思う。元々、偏っている相談者に正しい選択をさせるための手段であるならば...。(5/1)
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