社長のコラム(2015年10月)
2006年から、雨の日も、風の日も、ずっと、書き続けています。
- 選択肢が広いという事は本当にメリットなのか?このテーマを考える時、私は「選択の科学」という書籍を思い出す。盲目の女性である著者は視力を必要とする職業に就けない。著者は選択肢が狭いことを迷わないで済むのでメリットだと言う。なるほどその通りかも!器用貧乏な人は色々なことをこなせるからこそ集中できず大成しにくいと言われているし...。このテーマから言いたい事がいくつかある。そのひとつとして、複数の保険会社を取扱う乗合代理店が全ての取扱商品を比較提案する事はお客様にとってメリットなのかという事。ここからは発展しすぎかもしれないが、迷うという選択肢を避けたいという人もいるはず。残念ながら、今のところ諸規則により一任いただく事は許されていないので、そのご意向にお答えすることはできない。しかも、御契約いただく商品を一定水準以上でご理解いただかなければならない。・・・という事で、理解できない人は自力で保険に契約できない。70歳以上の方は理解できても手続きは容易ではない。(10/31)
- 弊社は保険会社や証券会社等約35社の商品を取扱っている。そのほとんどの保険会社等からは売上ノルマ等が課せられており、弊社の代理店手数料率等に影響する。ここでの問題は他社と比較して魅力がない商品を販売してまでノルマを達成すべきかどうかである。ノルマ達成義務も大切だが、私どもには、それ以上に数多くの取扱商品の中からベストな商品を案内しなければならない義務と使命がある。ちなみに弊社はノルマ達成よりもベストな商品を案内している。しかし、問題は簡単に解決できない。中長期的に見ると方針を変更して突然代理店に対するノルマを厳しくしたり人気商品を販売停止する保険会社等もある。その反面、急に魅力的な商品を開発する保険会社や新生の保険会社もあらわれる。私が保険業界に携わった20年間にも保険会社も保険業界も大きく変化した。今のベストを見つける事はそれほど難しくないが長い目でみたベストであるかどうかはわからない。業界のトリッキーな変化には対応できる余地はない。(10/28)
- 誰も皆、大なり小なり変人でありオタクである。当然だが人にはそれぞれに異なる性格、考え方、信じている人やもの等があり、その少数派を変人と呼ぶ。そして、共通する少数派のこだわりを持つ集合体をそれ以外の人から見てオタクと呼ぶ。正直(私から見ての)変人と会話をするのは辛い。その内容や度合いによっては精神的ダメージを受けかねない。私達ひとりひとりの視野は狭く、それ以外の多くをウイルスと判断することで自己防衛しているのだろう。ここまで解っているのに逃げないには理由がある。暗示を自分自身にかけてから会話をしてみると新たな気づきが生まれることがあるからだ。自分の正義や常識とはかけ離れる理解できない人物であっても肯定的にとらえる事が大切だ。ダメージを最小限にとどめながら肯定的に傾聴できるバランス感覚が求められる。自分自身がそもそも持つ感覚と同じものをもつ人と会話は難しくないが獲るものも少ない。それに比べて変人との会話はハイリスクハイリターンなのだろう。(10/24)
- 私を含め弊社スタッフの役目は「経営理念に基づき、短期、中長期の利益を追求する事」にまとめられる。この文章に使われているキーワード「経営理念」「短期」「中超長期」「利益」の全てが含めれてなければならない。例えば「経営理念」を削除したら、手段を選ばず利益を追求することになる。ちなみに弊社の経営理念は「善い商品を創る」であり、その中に広く深い意味を込めている。そのひとつとして「お客様と商品との出逢い」を大切にするという意味がある。弊社スタッフはお客様にベストな商品を提案しなければならない。「利益」を削除した場合、弊社はジリ貧になり場合によっては存在できなくなるかもしれない。「短期」を削除した場合、先々の事ばかりを考えて先行投資の過剰になるかもしれない。「中長期」を削除した場合、今だけ良ければいいという考えになりやすい。特に転勤や配置換えがある企業にありがちだが、自分が担当している間だけの売上を伸ばす事に専念し先々はその反動で業績不振になりやすい。(10/18)
- 本日の私は危機一髪で助かった。電車を降りた瞬間、ポケットの中に入れておいたはずの「はやかけん(ICカード乗車券)」が無い事に気づいた。振返り、扉の外から先ほど座っていた座席にカードを発見!同時に扉を閉めるアナウンスが流れてた。しかも、ここで降りる事が出来なかったら予定に間に合わないというピンチ。ここで迷いは禁物。私はとっさに電車内に入りカードを手にした。そして、見事タッチの差で扉が閉まる前にする抜ける事が出来たというハッピーエンドの話。カードを落とした事は不運だが、そのカードが無い事に気付くタイミングとその瞬間の判断は絶妙だったと自画自賛。きっと、あなたは本日の私がカードを手にして扉を出た瞬間の気持ちをわかってくれるはず。この様に絶妙な「タイミング」で救われた経験は少なからずとも誰にでもあるだろう。私は職業柄、医療保険やがん保険の案内をしているが、私との出会いがタイミングよく(大袈裟だが)お客様の一命に関わったと感じる事がある。(10/15)
- 即効性がある先行投資なら良いけれど、いつまで経っても効果がないどころか逆効果があらわれる事もある。こんな局面にこそ試されている感じがする。損切りという勇気ある選択もいいが、その判断をする前に知っておくべき潜在効果。これまでの投資効果が表面化されていなかったり、もしくは気づいてないだけで水面下、内面部分などでは効果を出す前提ができあがっている。ダイエットに例えると体重が減らないからと言って長続きしない人は食事制限中心のダイエットをするのだろう。トレーニング中心のダイエットでは体内では脂肪を燃えやすくする為の筋力強化が行われている。もしもこの段階でやめてしまったらそれこそが失敗である。それが、ダイエットのようにわかりやすいものでない先行投資では判断を見誤ってしまいがちである。その運命の分かれ道に正しい判断をできるためには自分を信じる事が不可欠である。そして、やめるための口実をつくる能力は邪魔なだけである。(10/10)
- 味覚の秋。先日、秋刀魚の塩焼きを3匹も食べた私。豊富な食材があり、肌寒くなりひどく汗をかかずにすむ季節。最近コラムに時々掲載するマイブームである「知らない街探検」も心地よい。その反面、秋は寂しい季節でもある。今、あなたの気持ちがブルーならばそれは秋という季節のせいかもしれない。だからこそ、こんな季節には美味しいものを食べて体を動かし活動的になって元気をだそう。体を動かすのが嫌なら読書や映画鑑賞でもいいから今の季節だからこそできる事をしよう。こんな事を書いていると「今でしょ!」につながってくる。秋とは、あの時にしか出来なかった事をしなくて後悔しやすい季節なのだ。どの季節にもそれぞれの魅力がある中で夏には特別感があるような...。一生は春に始まり夏、秋を経て冬に最後を迎えるという季節にあてはめやすい。夏を満喫できなかった人は後悔せずに秋を充実させることが大切。大袈裟なようだが人生を素晴らしいものにできるかどうかに関わってくる。(10/8)
- ダイエットをされている方へ...。チーズだったら深夜に食べてもいいらしい。そう聞いて自宅の冷蔵庫にはチーズをきらす事はない。カロリーが気になるので避けていたのだがチーズにはダイエットに適してた栄養が含まれているらしい。私の場合、内臓脂肪を減少させる効果がある聞き心が動いた。特にプロセスチーズよりもナチュラルチーズの方がいいらしい。この情報を鵜呑みにしていいのかわからないが、とりあえずは信じてみるしかない。過去を振返ると間違った事をいくつもやっていた。例えばスポーツ中には水分をとらない様にするとか、うさぎ跳びをする等。必死にやったうさぎ跳びは1980年に有害性が指摘されたらしい。私は1980年以降もやっていたが、それは世の中全体に浸透していなかったからなのだろう。今もこうして正しいと思ってやっている事が次の時代には否定される事は大いにある。そして、その移行期がある。それを保険商品に置き換えると、ほけん工房で相談する意味がわかりやすい。(10/4)
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