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40代の保険見直し|備えるべきリスクと家族構成別の加入したい保険

40代の保険見直し|備えるべきリスクと家族構成別の加入したい保険

「40代になったから保険を見直したい」「見直しのポイントや注意点を教えてほしい」などと考えていませんか。年齢を重ねると、想定するべきリスクは変化します。20代、30代で保険に加入した方も、改めて見直しを行うことが大切です。ここでは、40代が想定するべきリスク、40代が保険見直し時に意識したいポイントなどを解説するとともに独身世帯、夫婦のみ世帯、子どもがいる世帯にわけて40代が加入したい保険を紹介しています。保険見直しを検討している方は参考にしてください。

40代の平均保険料

公益財団法人生命保険文化センターが実施した調査によると、2022年における40代の平均保険料は次のとおりです。

  
年間払込保険料 月間払込保険料
40代男性 224,000円 18,667円
40代女性 186,000円 15,500円
     

※月間保険料は年間保険料をもとに算出

調査の対象は、民間の生命保険会社、郵便局、農協、県民共済、生協などで扱っている生命保険、個人年金保険の加入者で実際に保険料を払っている方です(一時払い、頭金は除く)。2019年に実施した前回調査に比べて、40代の平均保険料は減少しています。

  
年間払込保険料 月間払込保険料
40代男性 232,000円 19,333円
40代女性 156,000円 13,000円
     

※月間保険料は年間保険料をもとに算出

ちなみに、2022年における40代の生命保険加入率は以下のとおりです。

  
全生命保険加入率 民保加入率
40代男性 86.1% 86.3%
40代女性 74.7% 70.4%
     

保険料は減少しているものの、多くの方が保険の必要性を認識しているといえるでしょう。

出典:生命保険文化センター「2022(令和4)年度 生活保障に関する調査」

出典:公益財団法人生命保険文化センター「令和元年度 生活保障に関する調査」

40代が備えたいリスク

40代が備えたい主なリスクは「入院」と「死亡」です。備えがないと、もしもに対処できない恐れがあります。ここでは、40代の入院理由、死亡理由を紹介します。

40代の入院理由

厚生労働省が実施した調査によると、40代のおもな入院理由は次のとおりです。

  
入院理由/推計入院患者数(千人) 男性・40~44歳 男性・45~49歳
精神及び行動の障害 4.2 5.9
損傷、中毒及びその他の外因の影響 1.0 1.4
循環器系の疾患 0.8 1.8
新生物(腫瘍) 0.7 1.1
消化器系の疾患 0.7 1.1
  
入院理由/推計入院患者数(千人) 女性・40~44歳 女性・45~49歳
精神及び行動の障害 3.5 5.1
新生物(腫瘍) 1.3 2.4
神経系の疾患 1.0 1.3
循環器系の疾患 0.4 0.9
消化器系の疾患 0.5 1.8
妊娠、分娩及び産じょく 1.1 0.1
損傷、中毒及びその他の外因の影響 0.4 0.6
  

男女とも、最も多い入院の理由は「精神及び行動の障害」です。推計入院患者数が、30代に比べて2倍以上になっています。女性は「新生物(腫瘍)」にも注意が必要です。女性特有のがんを中心に、30代に比べて罹患数が増加しています。性別を問わず、推計入院患者総数が増加している点も見逃せません。

  
年齢 男性(推計入院患者総数) 女性(推計入院患者総数)
30~34歳 5.2 10.1
35~39歳 6.9 10.2
35~39歳 10.2 9.8
45~49歳 15.5 13.5

年齢を重ねると、入院のリスクと保険の必要性が高まります。

出典:e-Stat 政府統計の総合窓口「令和5年患者調査(推計入院患者数,性・年齢階級(5歳) × 傷病分類 × 病院-一般診療所別)」

出典:がん情報サービス「全国がん罹患データ(2016~2020)」

40代の死亡理由

厚生労働省が発表している資料によると、40代のおもな死亡理由は次のとおりです。

  
死亡理由/死亡率(人口10万人対) 男性・40~44歳 男性・45~49歳
傷病及び死亡の外因 39.7 44.5
循環器系の疾患 27.1 52.4
新生物(腫瘍) 20.7 37.4
消化器系の疾患 9.2 17.3
症状、徴候及び異常臨床所見・異常検査所見で他に分類されないもの 6.0 11.4
  
死亡理由/死亡率(人口10万人対) 女性・40~44歳 女性・45~49歳
新生物(腫瘍) 31.7 53.7
傷病及び死亡の外因 14.5 15.6
循環器系の疾患 10.2 17.4
消化器系の疾患 3.7 5.6
症状、徴候及び異常臨床所見・異常検査所見で他に分類されないもの 2.4 3.9

男性で最も多い死亡理由は「傷病及び死亡の外因」です。この死亡理由は「不慮の事故」「自殺」などで構成されます。男性は「心疾患(高血圧性を除く)」「脳血管疾患」を含む「循環器系の疾患」にも気をつける必要があります。

女性で最も多い死亡理由は「新生物(腫瘍)」です。30代(30~34歳:死亡率6.6、35~39歳:死亡率17.7)に比べて、死亡率が大幅に高くなっています。女性特有のがんに注意が必要といえるでしょう。

出典:e-Stat政府統計の総合窓口「2023年 人口動態調査 死因(死因簡単分類)別にみた性・年齢(5歳階級)別死亡率(人口10万対)」

40代におすすめの保険の選び方

保険を選ぶときに、意識したいポイントは以下の2点です。

【意識したいポイント】

これらについて解説します。

保険期間を選ぶ

保険期間は、保険の保障を受けられる期間です。保険商品は、保障期間に応じて定期タイプと終身タイプに分類されます。それぞれの概要は次のとおりです。

【種類】

両者のメリット、デメリットは異なります。

  
保険の種類 メリット デメリット
定期タイプ 保険料が安い 解約返戻金が少ない、または掛け捨て
更新時に保険料が高くなる
終身タイプ 解約返戻金が多い
保険料が変わらない
保険料が高い

5定期保険は貯蓄性が低い、終身保険は貯蓄性が高いといえるでしょう。それぞれの特徴は異なるため優劣をつけることはできません。両者の特徴を理解して、使い分けることが大切です。

特約をどうするか選ぶ

保障内容を充実させるため、主契約に付加する契約を特約といいます。保険を見直すときに、特約の必要性も検討しましょう。上手に活用すれば、無駄なく必要な保障を確保できます。一方で、内容を理解しないまま付加すると、保障が重複して保険料を無駄にしてしまうことがあります。必要な保障を追加するだけでなく、子どもの成長などで不要になった特約を解約することも大切です。参考に代表的な特約を紹介します(※特約の内容は保険商品で異なります)。

 
名称 概要
先進医療特約 所定の先進医療を受けたときに給付金が支払われる特約
女性疾病特約 女性特有の疾病で入院したとき、手術を受けたときに給付金が支払われる特約
3大疾病特約 がん、急性心筋梗塞、脳卒中で所定の状態になったときに保険金が支払われる特約

主契約に付加するため、特約だけで契約することはできません。また、主契約を解約すると、特約も解約されます。保険を見直すときは、特約の扱いにも注意が必要です。

40代が保険を見直す際のポイント

続いて、40代が保険を見直すときに、気をつけたいポイントを紹介します。

保障内容と保険料のバランスを考える

保険料は、保障を削ると安く、保障を手厚くすると高くなります。両者のバランスが悪いと、必要な保障を受けられなかったり、保険料が家計に重くのしかかったりすることがあります。

40代は、住宅ローンや教育費などの支払いで支出が増えやすい年代といえるでしょう。限られた予算で、必要な保障を漏れなく、抜けなく確保することが大切です。

0代、30代で終身保険に加入している方は、解約せずに有効活用を検討するとよいかもしれません。保障内容が乏しい場合は、必要な期間だけ定期保険に加入するとよいでしょう。保険料を抑えつつ保障を手厚くできます。

定期的に保障内容を確認する

定期的に保障内容を確認して、保険の最適化を図ることも大切です。40代は30代に比べて、病気のリスク、死亡のリスクが高まります。

    
項目 30~34歳 35~39歳 40~44歳 45~49歳
推計入院患者数(千人) 15.3 17.1 20.0 28.9
推計入院患者数(千人) 47.4 65.6 93.7 147.3

女性特有のがんを中心に、がんのリスクが大きく上昇する点も見逃せません。

    
項目 30~34歳 35~39歳 40~44歳 45~49歳
男性(全部位) 46.6 68.9 113.5 185.5
女性(全部位) 107.0 183.6 310.7 446.8

※罹患率(人口10万人対)

これらを現実的なリスクと捉えて、対策を講じておくことが重要です。具体的な対策として、死亡保険、医療保険、就業不能保険への加入があげられます。死亡保険の必要保障額は、以下の計算式で算出できます。

必要保障額=支出見込額-収入見込額

原則として、子どもの成長とともに必要保障額は減少します。過不足のない保障を心がけましょう。

出典:e-Stat政府統計の総合窓口「2023年 人口動態調査 死因(死因簡単分類)別にみた性・年齢(5歳階級)別死亡率(人口10万対)」

出典:e-Stat 政府統計の総合窓口「令和5年患者調査(推計入院患者数,性・年齢階級(5歳) × 傷病分類 × 病院-一般診療所別) 」

出典:がん情報サービス「全国がん罹患データ(2016~2020)」

女性特有の病気に備える

40代女性は、いわゆる女性疾病のリスクも高まります。代表例としてあげられるのが、乳房や子宮などのがんです。参考に、30代、40代における女性特有のがんの罹患率(2020年、人口10万人対)を紹介します。

    
部位 30~34歳 35~39歳 40~44歳 45~49歳
乳房 28.0 66.4 145.0 214.8
子宮 21.9 36.0 47.2 63.4
子宮頚部 15.0 24.8 26.6 27.0
子宮体部 27.0 11.2 20.5 36.2
卵巣 9.3 12.2 19.4 28.0

がんの治療には多額の医療費がかかります。また、療養で働けなくなることも考えられます。もしもに備えて、医療保険やがん保険への加入を検討しましょう。女性疾病特約を付加して、保障を手厚くしておくと安心です。

出典:がん情報サービス「全国がん罹患データ(2016~2020)」」

40代が加入しておきたい保険

家族構成別に40代が加入しておきたい保険を紹介します。

独身の場合

独身の方が加入しておきたい保険は以下のとおりです。

【加入しておきたい保険】

がんや生活習慣病などのリスクが高まるため、医療保険・がん保険への加入を検討しておく必要があります。老後まで見据えるのであれば、終身タイプの医療保険がおすすめです。40代女性は、女性特有の病気にも備えておきましょう。

就業不能保険は、病気やケガで働けない状態が続いたときに給付金が支払われる保険です。独身の方は、パートナーに頼れないため必要性が高いといえます。加入しておくと、療養に専念しやすくなります。

個人年金保険は、契約時に定めた年齢に達すると年金を受け取れる保険です。生存していれば年金を受け取れる終身年金、生存している間の一定期間だけ年金を受け取れる有期年金などの種類があります。保険で老後資金を準備したい方におすすめです。

夫婦の場合

夫婦のみの40代が加入しておきたい保険は以下のとおりです。

【加入しておきたい保険】

もしものときにパートナーが困らないように、加入する保険を検討しておく必要があります。独身の方と同じく、医療保険やがん保険は加入しておきたい保険といえます。療養期間が長期に及ぶと、経済的な負担が大きくなるためです。

就業不能保険、死亡保険については、世帯収入を踏まえて必要性を見極めるとよいでしょう。夫婦共働きであれば、あえて加入しない選択肢も検討できます。あるいは、貯蓄性の高い死亡保険に加入して、保障を確保しつつ、老後資金を蓄えることも考えられます。

子どもがいる場合

子どもがいる40代が加入しておきたい保険は以下のとおりです。

【加入しておきたい保険】

遺された家族のことを考えて、死亡保険に加入しておく必要があります。必要保障額は、世帯収入、現在の資産、子どもの年齢などで異なります。支出見込額から収入見込額を減じて必要保障額(=保険金額)を算出しておくことが大切です。支出見込額と収入見込額は以下の項目などで構成されます。

 
見込額 内訳
支出見込額 生活費・教育費・住居費・葬儀費など
収入見込額 公的年金収入・死亡退職金・配偶者の収入・その他の資産

医療保険・がん保険、就業不能保険も加入しておきたい保険です。保険料の負担が重い場合は、優先順位をつけて加入するとよいでしょう。原則として、子どもの成長とともに必要保障額は減少します。定期的に保険の見直しを行って、余った保険料で各保障を充実させていくこともできます。

40代で保険が不要なケース

十分な資産があれば、保険の必要性は低いといえます。保険に加入しなくても、さまざまなリスクに対応できるためです。十分な資産がある方でも、治療などにかかる経済的な負担を軽減したい方やもしものときに家族に保険金を遺したい方は、保険の加入を検討できます。自身にとっての必要性を見極めることが大切です。

病気などのリスクが高まる40代は保険の見直しが必要

ここでは、40代の保険見直しについて解説しました。30代に比べて、40代は病気や死亡のリスクが高まります。また、家族の変化にともない、必要な保障が変わることもあります。保険の見直しを怠ると、リスクに対応できなかったり、無駄な保険料がかかったりすることがあるため注意が必要です。最適な保険は、家族構成、世帯収入、子どもの年齢などで異なります。現在の状況を踏まえて、保険の見直しを進めることが大切です。加入するべき保険がわからない方は、25社の保険会社を扱っている保険のセレクトショップ「ほけん工房」にご相談ください。