「50代になったけれど、保険の見直しは本当に必要?」「見直しのコツを知りたい」とお考えではありませんか。30代や40代に加入した保険を、そのままにしている方も少なくありません。結論として、50代は保険を見直すべき年代といえます。
見直しを行わない場合、直面しているリスクと保障内容の間にズレが生じる可能性があります。ここでは、50代を取り巻く環境を解説するとともに、保険を見直す理由やコツ、検討すべき保険の種類について紹介します。保険を最適化したい方は、ぜひ参考にしてください。
保険を活用することで、人生の安定を図ることができます。これは、想定されるリスクに備えることが可能になるためです。例えば、生計の担い手が万が一の事態に直面した場合、死亡保険に加入していれば、遺された家族の生活費や教育費を確保できます。
一方で、保険に加入していない場合には、家族が困窮する可能性があります。また、医療保険やがん保険に加入しておけば、高額な医療費に備えることも可能です。リスクを踏まえ、事前に適切な対策を講じることが重要です。
50代は、どのようなリスクに備えればよいのでしょうか。50代が直面しうるリスクについて解説します。
加齢に伴い、病気にかかるリスクは増加します。厚生労働省が公表している資料によれば、年齢階級別の受療率は以下の通りです。
年齢階層 | 入院・総数(人口10万人対) | 外来・総数(人口10万人対) |
---|---|---|
20~24歳 | 137 | 2,367 | 25~29歳 | 182 | 2,837 |
30~34歳 | 239 | 3,201 | 35~39歳 | 242 | 3,353 |
40~44歳 | 258 | 3,501 |
45~49歳 | 318 | 3,912 |
45~49歳 | 441 | 4,395 |
55~59歳 | 613 | 5,171 |
60~64歳 | 838 | 6,320 |
65~69歳 | 1,117 | 8,108 |
60代になると、病気にかかるリスクはさらに高くなります。参考に、50代に多い入院の理由を紹介します。
順位 | 50歳~54歳 | 55歳~59歳 |
---|---|---|
1位 | 精神及び行動の障害 | 精神及び行動の障害 | 2位 | 新生物(腫瘍) | 新生物(腫瘍) |
3位 | 循環器系の疾患 | 循環器系の疾患 |
出典:e-Stat「患者調査 / 平成8年~令和2年患者調査 / 令和2年患者調査 確定数 全国編 閲覧(報告書非掲載表)」
50代は、老後に向けて備える重要な年代です。20代や30代に比べてライフイベントが少ないため、保険は不要と考える方もいるかもしれません。
しかし、加齢に伴いさまざまなリスクが増加するため、保険は欠かせません。備えを怠ると、思い描いていた老後を実現できない可能性があります。
50代は、健康リスクについて備えを始めたい時期といえるかもしれません。
厚生労働省が発表している資料によると、50代における人口10万人対の死亡率は以下の通りです。
年齢 | 死亡率 |
---|---|
50~54歳 | 235.3 |
55~59歳 | 360.7 |
どのような原因で亡くなっている方が多いのでしょうか。同資料によると、50代の主な死因は以下の通りです。
順位 | 50歳~54歳 | 55歳~59歳 |
---|---|---|
1位 | 悪性新生物(腫瘍) | 悪性新生物(腫瘍) |
2位 | 心疾患 | 心疾患 |
3位 | 自殺 | 脳血管疾患 |
なお、死因の総数で1位と2位を占めるのは、悪性新生物(腫瘍)と心疾患です。ここまでのデータから明らかなように、50代以降は「悪性新生物(腫瘍)」「心疾患」「脳血管疾患」で構成される三大疾病のリスクが増加します。単に医療保険やがん保険に加入するだけでなく、これらに対する備えを重点的に強化することが重要です。
50代・60代の保険加入状況は、どのようになっているのでしょう。ここでは、これらの年代における生命保険の加入率、保険金額・給付金額、保険料の特徴について解説します。
生命保険文化センターが発表している資料によると、生命保険や生命共済の加入率は79.8%(男性:77.6%、女性:81.5%)です。性別・年代別の加入率は次のようになっています。
年利絵 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
20代 | 46.4% | 57.1% |
30代 | 81.5% | 82.8% |
40代 | 86.1% | 86.3% |
50代 | 86.3% | 86.3% |
60代 | 85.8% | 86.5% |
70代 | 72.5% | 78.8% |
男女ともに、50代は生命保険の加入率が最も高い年代とされています。多くの方が生命保険に加入していることがわかります。同資料によれば、「自分が万が一死亡した際に遺族の生活費を、公的な死亡保障制度でまかなえるとは思わない」と回答した方は64.6%にのぼります。また、経済的な準備手段として、60.3%の方が生命保険を選択している点も注目すべき点です。これらの結果から、多くの方が万が一に備え、生命保険に加入していることがうかがえます。
出典:生命保険文化センター「2022(令和4)年度 生活保障に関する調査」
生命保険文化センターが発表している資料によると、年代別の生命保険加入金額は以下の通りです。
年代 | 生命保険加入金額 |
---|---|
20代 | 1,001万円 |
30代 | 2,065万円 |
40代 | 1,883万円 |
50代 | 1,629万円 |
60代 | 1,071万円 |
70代 | 582万円 |
50代の生命保険加入金額は1,629万円、60代の生命保険加入金額は1,071万円です。30代、40代に比べると、生命保険加入金額は少なくなっています。子どもの独立や平均余命の影響で、必要保障額が減少したためと考えられます。
同資料によると、疾病入院給付金の支払われる生命保険に加入している人における年代別・性別の疾病入院給付金日額は以下の通りです。
年代 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
20代 | 7,400円 | 7,100円 |
30代 | 9,200円 | 8,000円 |
40代 | 10,500円 | 8,400円 |
50代 | 10,900円 | 8,700円 |
60代 | 9,600円 | 9,600円 |
70代 | 8,300円 | 7,000円 |
男女とも、50代の疾病入院給付日額が最も高くなっています。
出典:生命保険文化センター「2022(令和4)年度 生活保障に関する調査」
生命保険の年間払込保険料の平均は17万9,000円です。年代別の年間払込保険料は次のようになっています。
年代 | 年間払込保険料 |
---|---|
18歳~19歳 | 13万9,000円 |
30代 | 10万6,000円 |
30代 | 16万4,000円 |
40代 | 20万1,000円 |
50代 | 21万6,000円 |
60代 | 18万2,000円 |
70代 | 14万4,000円 |
50代の年間払込保険料は21万6,000円、60代の年間払込保険料は18万2,000円です。全年代の中で、50代の年間払込保険料が最も高いといえます。年齢を重ねると、保険料は高くなる傾向があります。若いときに比べて、保険事故が起こりやすくなるためです。早めにリスクに備えておくことが大切といえるでしょう。
出典:生命保険文化センター「2022(令和4)年度 生活保障に関する調査」
ここからは、50代が加入している生命保険について、さらに詳しく解説します。
50代の年間払込保険料は21万6,000円です。1カ月あたりに換算すると1万8,000円になります。年間払込保険料は、男女で差があります。50代男性の年間払込保険料は25万5,000円、50代女性の年間払込保険料は19万円です。これらの金額を1カ月あたりに換算すると、50代男性は2万1,250円、50代女性は1万5,833円になります。
年間払込保険料 | 月間払込保険料 | |
---|---|---|
全体 | 21万6,000円 | 1万8,000円 | 50代男性 | 25万5,000円 | 2万1,250円 |
50代女性 | 19万円 | 1万5,833円 |
50代男性と50代女性の年間払込保険料の差額は6万5,000円、月間払込保険料の差額は5,417円です。男性は保障を手厚くしているといえるでしょう。
出典:生命保険文化センター「2022(令和4)年度 生活保障に関する調査」
生命保険文化センターが発表している資料によると、50代男性の生命保険加入率は86.9%、50代女性の生命保険加入率は87.8%です。男女とも8割を超えています。50代男性、女性の加入率の推移は次の通りです。
年 | 50代男性 | 50代女性 |
---|---|---|
2022年 | 86.9% | 86.9% |
2019年 | 86.1% | 87.3% |
2016年 | 87.8% | 88.1% | 2013年 | 87.6% | 85.4% |
2010年 | 89.5% | 86.3% |
2007年 | 85.4% | 80.6% |
男女とも8割超で推移しています。多くの方が、生命保険を必要な保障と考えていることがわかります。
出典:生命保険文化センター「2022(令和4)年度 生活保障に関する調査」
世帯主の年齢別に見た夫婦の生命保険への加入形態は次の通りです。
世帯主の年齢 | 夫婦で加入 | 世帯主のみ加入 | 配偶者のみ加入 | 夫婦で未加入 |
---|---|---|---|---|
40歳~44歳 | 80.5% | 8.8% | 2.1% | 8.5% |
45歳~49歳 | 82.5% | 8.7% | 1.6% | 7.1% |
50歳~54歳 | 82.2% | 9.2% | 9.2% | 7.7% |
55歳~59歳 | 86.7% | 5.8% | 0.6% | 6.8% |
60歳~64歳 | 84.3% | 7.0% | 2.0% | 6.7% |
65歳~69歳 | 85.1% | 6.6% | 0.5% | 7.7% |
各年代とも、8割以上が夫婦で生命保険に加入しています。50代は特にその割合が高いといえるでしょう。ちなみに、世帯主が20代の夫婦、30代の夫婦は、夫婦で加入の割合が8割を下回っています。
出典:生命保険文化センター「2021(令和3)年度 生命保険に関する 全国実態調査」
一般的に、50代は保険の見直しが必要とされる年代と考えられています。主な理由は以下の通りです。
50代はライフステージが変化しやすい年代です。ライフイベントによって区切られる人生の段階を指します。50代に多いライフイベントとして、子どもの独立が挙げられます。子どもが独立することで、遺族の生活費や教育費などが不要になるため、基本的に必要保障額は減少します。保険を見直さない場合、保険金額が高額なままとなり、無駄な保険料を払い続ける可能性があります。
加齢に伴い、病気にかかるリスクは増加します。50代以降は「悪性新生物(腫瘍)」「心疾患」「脳血管疾患」で構成される三大疾病に特に注意が必要です。医療保険の中には、三大疾病への備えを特約として付加できるものがあります。病気のリスクに応じて、保障内容を調整することが重要です。
医療技術の進歩により、入院や手術で行われていた治療が通院で行えるようになったため、医療保険を見直さない場合、現在の治療に対応できない可能性があります。長期入院を前提とした医療保険では、十分な保障を受けられない場合があります。
50代は、老後資金を本格的に準備したい年代です。総務省が公表した資料によると、夫婦高齢無職世帯(65歳以上の夫婦のみの無職世帯)の実収入は24万4,580円、消費支出は25万959円、高齢単身無職世帯(65歳以上の単身無職世帯)の実収入は12万6,905円、消費支出は14万5,430円です。
現役時代より収入が減少するため、老後資金を切り崩して生活するケースが多く見られます。そのため、個人年金保険を活用するなど、50代のうちから保険を見直し、備えておくことが重要です。
出典:総務省「家計調査報告[家計収支編]2023年(令和5年)平均結果の概要」
50代の方が保険を見直す際に意識すべきポイントを解説します。
保険の見直しを始める前に、既に加入している保険を確認しておきましょう。重要なのは、保険の種類だけでなく、保障内容まで確認しておくことです。これらを把握していない場合、適切に見直しを行うことができません。
見直しをしても、無駄な保障を継続したり、重複する保険に加入してしまう可能性があります。現在加入中の保険の種類や保障内容は、保険会社が発行する保険証券で確認できます。手元に保険証券がない場合は、保険会社に依頼すれば再発行が可能です。
必要な保障は、ライフステージの変化に伴い異なります。30代の頃に最適だった保障が、現在も適切であるとは限りません。例えば、子どもが既に独立している場合、遺された子どもの生活費や教育費を考慮する必要がなくなるため、50代以降は生命保険の保障金額を減額できる場合があります。
現在のライフステージや将来のライフプランに合わせて保障内容を見直すことが重要です。参考までに、65歳時点の平均余命は男性が19.52年、女性が24.38年です。また、ゆとりある老後生活費の平均は37万9,000円とされています。これらを基に、必要な保障を検討してみてはいかがでしょうか。
出典:生命保険文化センター「2022(令和4)年度 生活保障に関する調査」
現在加入中の保険と最新の保険を比較検討することも重要です。保険商品の多くは、社会の変化に応じて改良されています。代表的な例として医療保険が挙げられます。厚生労働省が発表した資料によると、退院患者の平均在院日数は病院、一般診療所とも減少傾向にあります。2008年に37.4日だった病院の平均在院日数は、2023年には29.3日まで短縮されています。
この変化を受けて、通院給付金を支給する医療保険や、日帰り入院も入院給付金の対象とする医療保険などが登場しています。保険の見直しを行う際は、最新の保険商品を確認し、検討することが望ましいといえます。
ここでは、50代の方が見直しを検討すべき保険商品について解説します。
病気やケガで入院した際や所定の手術を受けた際に、給付金を受け取れる保険です。医療保険は、定期型と終身型の2つに分類されます。定期型は申請しない限り自動で更新されますが、更新時に告知が不要である点や、更新時の年齢に応じて保険料が見直される点が特徴です。
また、いずれのタイプも、1回の入院における支払い日数には、60日、120日、360日などの限度が設定されています。年齢を重ねると、病気やケガによる医療機関の受診リスクが高まります。医療保険に加入することで、公的医療保険の自己負担分に加え、公的医療保険が適用されない差額ベッド代や食費などの経済的な負担に備えられます。
がんを補償の対象に限定した医療保険です。がん保険には定期型と終身型があり、具体的な給付内容は商品によって異なります。所定の条件を満たすことで「がん診断給付金」「がん入院給付金」「がん手術給付金」「がん死亡給付金」などが支払われます。通常、「がん入院給付金」の支払い日数には上限がありません。
また、責任開始日から90日程度の免責期間が設けられている点も特徴です。免責期間とは、保険会社が補償の責任を免れる期間、つまり補償を受けられない期間を指します。この期間を考慮して保険の見直しを進めることが重要です。
日常生活中の「急激」かつ「偶然」な「外来」の事故によるケガ(傷害)を原因に、通院、入院、死亡などが生じた場合に給付金や保険金が支払われる保険です。傷害保険には、国内外を問わず日常生活中の傷害を補償する普通傷害保険や、1契約で家族全員の傷害を補償する家族傷害保険などがあります。
加齢に伴い体力が衰えると、些細なきっかけでケガをするリスクが高まるため、これらのリスクに備えたい方は傷害保険の加入を検討するとよいでしょう。
要支援・要介護状態になった際に、給付金を受け取れる保険です。保険会社が定めた基準で要支援・要介護認定を行う商品と、公的介護保険と連動して認定を行う商品があります。所定の条件を満たすことで、介護一時金や介護費用保険金などを受け取れます。介護にかかる経済的な負担を軽減する保険といえます。
公的介護保険の自己負担割合は原則1割ですが、施設利用時には居住費や食費、日常生活費などが別途必要です。保険を見直す際に、民間の介護保険の必要性を検討することが重要です。
契約時に設定した年齢に達した際に、年金を受け取れる保険です。年金の受け取り方には複数の種類があります。主な種類は以下の通りです。
個人年金保険の種類 | 概要 |
---|---|
終身年金 | 被保険者が生存している限り年金を受け取れる | 確定年金 | 被保険者の生死にかかわらず、所定の期間は年金を受け取れる |
有期年金 | 被保険者が生存している限り、一定期間は年金を受け取れる |
保証期間付終身年金 | 保証期間中は被保険者の生死にかかわらず、保証期間終了後は被保険者が生存している限り年金を受け取れる |
現在の主流は、保証期間付き終身年金です。公的年金だけだと老後資金が足りないと感じている方は、個人年金保険の利用を検討するとよいでしょう。
ここでは、ライフステージ別に保険見直しのポイントを解説します。
子どもの独立後は、高額な死亡保障を必要としないケースが多くなります。必要保障額が減少するためです。必要保障額は、支出見込額から収入見込額を差し引いて算出します。支出見込額には「末子が独立するまでの遺族の生活費」や「子どもの教育費」が含まれます。
子どもが独立することで、これらの支出が不要となるため、必要保障額が減少します。死亡保障を必要最低限に見直すことが推奨されます。浮いた保険料を夫婦の医療保険、介護保険、個人年金などに充てることで、将来的なリスクに備えることができます。
定年後は、主な収入源が年金となります。現役時代に比べて収入が減少するため、50代のうちから老後資金を準備しておくことが重要です。定年準備として、貯蓄性の高い終身保険や個人年金保険の活用が検討できます。
さらに、変額保険の活用を検討することも可能です。変額保険は、保険会社が保険料の一部を運用し、その結果により解約返戻金や保険金の額が変動する商品です。主な魅力は、高利回りが期待できる点です。ただし、解約返戻金や満期保険金に最低保証がないため、リスクを十分に理解した上で加入を検討することが重要です。
50代以降は、両親の介護が始まる可能性を考慮しておく必要があります。介護には多額の費用が発生する場合があります。自身の万が一に備え、介護を必要とする親が生活を維持できるようにすることが重要です。具体的には、死亡保障の増額を検討することが考えられます。
また、見直しの対象となる保険は、親の介護を担う子どもが加入している保険です。たとえば、夫の親を介護する場合は夫の保険、妻の親を介護する場合は妻の保険を見直します。死亡保険に加入する際は、保険金の受取人を親に設定するとよいでしょう。親自身が介護保険に加入することも検討すべきです。
ここでは、保険見直しに成功した50代の事例を紹介します。
Aさんは、子どもの独立をきっかけに保険の見直しを行いました。見直しの目的は、将来的に増加する健康リスクへの対応でした。アドバイザーから必要保障額が減少していることを指摘されたAさんは、死亡保険金を減額し、一部を解約しました。解約返戻金と保険料の減額分を活用し、医療保障を拡充しました。
知人の病気をきっかけに、Bさんは自身の医療保障を充実させたいと考え、保険の見直しを行いました。Bさんが加入していた医療保険の内容は以下の通りです。
入院日額 | 3,000円 |
---|---|
入院一時金 | 10万円 |
通院日額 | 10,000円 |
入院一時金 | 2万円 |
先進医療特約・患者申出医療特約 | 通算2,000万円 |
保険期間 | 終身 |
払込期間 | 終身 |
月額保険料 | 3,000円 |
月額保険料が安価で保障内容が充実していたため、アドバイザーは医療保険を解約せず、がん診断給付金が支給されるがん保険の追加を提案しました。がん診断給付金の特徴は、使途が自由である点です。当該保険に加入したBさんは、安心できたと満足しています。
介護リスクに備えたいと考えていたCさんと、介護施設への入所を希望していたCさんの父は、保険の見直しを行いました。アドバイザーが提案したのは、加入年齢が40歳から75歳までの介護保険です。Cさんは月額3,000円、Cさんの父は月額8,500円の保険料で、要介護2~要介護5と認定された際に、介護一時金として200万円を受け取れます。もしもの際に資金を確保できる可能性があると考え、CさんとCさんの父は提案された介護保険に加入しました。
保険の見直しを検討している方は、保険代理店に相談することをおすすめします。ここでは、保険代理店に相談するメリットを紹介します。
保険代理店では、複数の保険会社の商品を取り扱っています。そのため、アドバイザーからニーズに合った提案を受けられます。また、複数の商品を提案されるケースが多い点も特徴です。各商品の説明を聞きながら、比較検討を行うことが可能です。
保険代理店は、保険見直しによる保障内容の最適化を目指します。無駄な保障を削り、必要な保障を追加することで最適化を図ります。これにより、保険の費用対効果を高められる可能性があります。
保険には多くの注意点が存在します。一例として、貯蓄性の高い保険であっても早期解約によって元本割れが生じる可能性があります。保険代理店に相談することで、基本的な注意点を事前に把握でき、トラブルを未然に防ぐことが可能です。
ここでは、50代からの保険見直しについて解説しました。子どもの独立や定年後の準備、親の介護など、50代はライフステージが大きく変化しやすい年代です。若いときに加入した保険を見直さない場合、必要な保障を受けられず、無駄な保険料が発生し続ける可能性があります。これからの生活を見据えて、保険の見直しを行いましょう。
専門家に相談したい方は、ほけん工房をご利用ください。ほけん工房は、約25社の保険会社が扱う商品の中から、自由に組み合わせて選べる保険のセレクトショップです。長期的な視点で、お客様に寄り添ったご提案を行っています。無料でご相談いただける点も大きな特徴です。保険の見直しに関するお悩みをお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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